なぜメイソンジャー?

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プリザーブドフラワーは本物の花を脱水・脱色させて潤滑液につけて着色し乾燥させたものです。
生花と比べて長期間楽しめるのがプリザーブドフラワーの長所の一つです。
しかし上記の工程を経て作られるため湿気に弱いです。
また長く飾っているとどうしても埃を被ってしまいます。
長持ちさせるためにはアクリルケースや扉のある棚にしまいその中にシリカゲル等の乾燥剤を入れなければいけません。

私はプリザーブドフラワーの短所を克服するための最適な器を探していました。
生花でよく使われるアレンジメントの籠はナチュラルすぎてプリザーブドフラワーとはイマイチ相性が良くありません。
そのため一般的にプリザーブドフラワーの器は陶器製の物が多いです。
するとどうしても似通ったデザインになりがちです。
またプリザーブドフラワーが露出しているのでそのまま置いておくと埃が被り劣化が早くなってしまいます。
せっかくプリザーブドフラワーをプレゼントしてもそうなってしまうと送り主も受け取り主も悲しい気分になってしまいます。

ある日TVを見ているとガラス瓶に入れて作るサラダの特集をしていました。
その時に初めてBall社のジャーボトルを知りました。
厚底のガラスに蓋をするので気密性が高く湿気が防げます。
埃を被っても瓶を拭けば簡単に綺麗になります。
これをアレンジメントに応用すれば花も傷つかなく崩れにくいアレンジが作れると思いました。
私は早速取り寄せアレンジメントの制作を始めました。
メイソンジャーボトルは厚みのあるガラス瓶にBall社のロゴが刻印されており、重量感がありながらアメリカらしいポップな雰囲気を醸し出していました。
シルバーの蓋も下蓋とホイールの2重構造になっていて新鮮です。
プリザーブドフラワーとの相性の良さを直感しました。

完成品を見るとガラスボトルに入っているため、どこにでも飾ることができ配置換えも気軽にできます。
またアレンジメントの多くは正面と裏があって一方向からの視点でしか見ることができないデザインが多いのですが、どの角度からも見ることができるのが長所の一つです。
メイソンジャーフラワーであればテーブルの上や玄関、テレビ台などお家の色が寂しい所に置くだけで華やかになります。
女性はもちろん一人暮らしの男性の生活に彩りを加えることが簡単に出来ます。
生花や鉢植えは忙しい方だと管理がなかなか難しいと思いますがこれなら気軽に花を飾ることをライフスタイルに取り入れる事ができるでしょう。

「生活の中に花を飾る習慣を組み込むとこ」

これがフラワー・デザイン エキゾティカフロエアのデザインの1つだったりするのです。

ブーケ選びのポイント

プリザーブドブーケを選ぶポイントはなんでしょうか?
それは
「色・形・サイズ」
です。
そして大前提として「統一感」です。

「統一感」は私がウェディングで最も重要なファクターだと考えております。
それは会場・衣装・装花・音楽・メイク・テーブルコーディネート・ペーパーアイテム・司会・演出・引き出物etc全てです。
ただしそれぞれが関わらないポイントもあるので、ひとつひとつ選ぶ事に全てを考慮することはしなくてOKです。
ブーケを選ぶ際には「衣装・装花・会場」の順で考えて行けば良いと思います。

「色」は基本的に好きな色でOKです。
ドレスも好きな色で決めているはずなので、ブーケだって好きな色じゃないと楽しくないですよね?
ただしドレスと全く同じ色、テーブルクロスと同じ色ではせっかくのブーケがぼやけてしまうのでもったいないです。
同じ系統の色でも少し色調を変えてみると変化が付いてドレスもブーケもそれぞれが際立ってくるので良いと思います。

「形」はラウンド、ティアドロップ、バッグ、ボールがお勧めです。
プリザーブドフラワー自体にはステム(茎)がないので長くのばすデザインはあまり向いてません。
短く密集させる形の方がプリザーブドフラワーの美しさを生かしやすいです。
特にラウンドブーケはどんなドレスにも合う形で自然界にはない人工的で規則的な放射状のフォルムがプリザーブドフラワーの質感と良くマッチします。
ドレスを引き立てつつカジュアルな雰囲気を出したいのであればバッグブーケを、和装であればボールブーケを選んでも良いでしょう。
身につけるアイテムのバリエーションが増えるのでセンスアップにもつながります。

「サイズ」はドレスの種類と新婦様の身長に合わせて考えると良いです。
ラウンドブーケでしたら直径14〜25cmの間が良いでしょう。
あまり大きくしすぎると大味な印象になってしまい可愛くなくなってしまいがちです。
また身長が高めの方は14cm以下のブーケだと少し寂しく見えるかもしれません。
結婚式ではヒールのある靴を履くことが多いのでその点も考慮しておくと良いでしょう。
サイズは大きくすればするほどお花を使う量が増えるので金額が高くなっていきます。
ブーケ選びの中で予算が大きく関わってくる部分です。

以上がブーケ選びのポイントでした。
ぜひ新婦様ご自身にピッタリのブーケを見つけてください。

プリザブードフラワーの長所

ウェディングブーケをプリザーブドフラワーにする。
ちなみにここで言うウェディングブーケにはカラードレスブーケという意味合いも含めてお話を進めて行きます。

これは何が良いのでしょうか?
それはプリザブードフラワーの長所が生きるということです。

①「長期間、鑑賞を楽しめる」
②「結婚式の前に手元に届く」
③「お色直しの時に変化がつく」

大きくこの3点が挙げられます。
ではそれぞれについて説明していきましょう。

①「長期間、鑑賞を楽しめる」

結婚式が終わった後でも、持ったブーケを飾ることができるので見る度に結婚式の日の思い出を振り返ることができます。
また誰かにプレゼントしても受け取った方が飾れますし、生花のブーケより軽いのでお持ち帰りがしやすいので喜ばれます。
飾る際には埃が被らないようにアクリルのケースに入れたり扉の付いた棚に入れてシリカゲルのような乾燥剤を入れてあげると劣化の防止になります。

②「結婚式の前に手元に届く」

式場にブーケをお持ち込みする場合、生花だと当日直前の受け取りになってしまいます。これはお花の品質を保つためには仕方がないことです。
せっかくの結婚式に萎れた花では花嫁さんがかわいそうなことになってしまいますし、写真栄えも良くありません。
お持ち込みの場合は現場でメンテナンスもできない場合が多いので私は生花のブーケのお持ち込みはお勧めしてません。
結婚式当日のカップルや関係者は非常に忙しく余計な負担が増えてストレスになることは減らした方が結婚式を楽しむことができるからです。
その時のカップルの心境は正に「本番直前」。
ナーバスになってしまうことが非常に多いのです。
プリザーブドフラワーのブーケであれば結婚式の前にお手元に届き内容を直に確認できます。
お持ち込みのアイテムを事前に持って行ける式場・会場であれば前もって預けることができ、当日に受け取るだけにできるので

「ブーケが時間通りに来なかったらどうしよう」

という不安が解消されます。
また前撮りをされる場合はそのブーケを使って写真を撮って頂ければ別のブーケを用意する必要がなくなるのも前もってブーケが届く利点です。

③「お色直しの時に変化がつく」

生花のウエディングブーケには瑞々しいフレッシュさ、自然の香り、生命を感じる重量感、その瞬間に最大限の美しさを見せる花々からの祝福などの長所があります。
対してプリザーブドフラワーのブーケは花の輝く時間を止めた人工的な美しさが特徴なのでアンティークな雰囲気によく調和します。
羽やパールといった植物以外の素材との相性も良いのでデザインの幅も広がります。
また重量が軽いという物理的な質感が視覚的にも伝わるのでカジュアルであったり、ポップであったりという印象を与えます。
ドレスの雰囲気に合わせて生花のブーケとプリザーブドフラワーのブーケを使い分けるとお色直しの効果がハッキリします。

以上がウェディングブーケをプリザーブドフラワーにすることの良いことでした。
ウェディングブーケの候補の中に含めるきっかけになれば幸いです。